ダイヤモンド・婚約指輪完全ガイド

ダイヤモンドの大きさと輝きの関係

ダイヤモンド・婚約指輪完全ガイド

まずは少し離れてダイヤモンドをチェック!肉眼でのチェック方法やルーペを使ったダイヤモンドのチェック方法をご案内。もう婚約指輪を選ぶのにショップの言いなりになってはいけません。あなたの目は、もう宝石鑑定士かも!

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ブライダルジュエリー

婚約指輪選び!まずは離れてダイヤモンドを見てみましょう

ダイヤモンドはまず離れて見るダイヤモンドを近くで見れば誰の目にも輝いて見えますが、少し離れたところから大きさの違う二つのダイヤモンド(例えば、ほぼ同じグレードくらいの0.3キャラットと1キャラットとを比べてみる)を見てみると、大きさ(重さ:キャラット)の違いによっても輝きが違って見えることに気づくでしょう。

ただ、いくらダイヤモンドが大きくても、品質が大幅に落ちるとあまり輝きのないものに見えます。一概には言えませんが、クラリティグレードがSI2以下で、外観に影響の及ぼす傷がダイヤモンドの中に含まれていたり、ダイヤモンドの表面に肉眼で見て簡単にわかる表面傷や石の欠けている部分があったりすると、いくら1キャラット以上の大きな石であったとしてもきれいなものであるとは言いがたいのです。グレードがSI1以上の石についても同じことが言えます。

シンメトリーの崩れたダイヤモンドは、見る方向によって石の輝きのバランスが崩れます。また、同様にダイヤモンドのカットの状態も石の輝きに影響を及ぼすので、ダイヤモンドのシンメトリー(対称性)やプロポーションなどにも注意が必要です。シンメトリーの崩れたダイヤモンドは、ダイヤモンドを見る方向によって石の輝きのバランスがずれて見えます。また、プロポーションの良くないダイヤモンドは、石の深さが浅すぎると輝きの少ない照り返しのないダイヤモンドに見え、逆に深すぎると暗く石の輝きが目に返ってこないようなダイヤモンドに見えます。

カットのグレードでは、最低グッド以上のものが求められますが、これ以上のグレードであったとしてもシンメトリーやプロポーションで先述したように、グレードにとらわれることなく、「自分の目でダイヤモンドの輝きを見比べておきたい」ものです。

このようにダイヤモンドのキャラットの違いは、ダイヤモンドの輝きとさまざまな面で結びつきがあるのです。

ダイヤモンドを見るときのポイント

1.肉眼で見るときの美しさとチェックポイント

ごく当たり前で簡単なことですが、ダイヤモンドに付着しているホコリと傷との違いは見分けられるようにしておきたいものです。もちろん、汚れもこれに含まれます。
(写真、絵)

ダイヤモンドは0.3キャラット位以上になれば、肉眼で判別できるポイントがいくつか出てきます。

まずキャラットは見た目の大きさにある程度比例していますので(正比例ではない)、1キャラットのダイヤモンドがどれくらいの大きさに見えるのか、0.5キャラットはどのくらいに見えるのか、0.3キャラットはどのくらいであるのか‥‥。店のショーケースを通じて見るだけでなく、実際にリングを指でつまんで、上から、そして横から見てみるといいでしょう。

また、リングがどこかの指に通るようであれば、指に通して見てみることをおすすめします。但し、男性と女性では手の大きさや指のサイズ、指のかたちや長さなどが違うことがあるので、それを考慮して見ることが大切です。

肉眼で見てダイヤモンドの大きさの違いを見た後には、ダイヤモンドの色を確認してみましょう。店のカラーグレードの表示されている数種類を見比べてみると、色の違いを確認することができるはずです。

このときに気をつけたいことは、両極端な色の違いのダイヤモンドだけを見るだけでなく、1グレード違うものを順番に見比べること。そうすればあなたの買いたいと思う色のゾーンが浮かび上がってきます。

婚約指輪によく用いられているダイヤモンドは、1キャラット以上の大きなダイヤモンドを除いて、肉眼で見てわかる傷にはとくに気をつけておきたいものです。肉眼で見て傷が分かる場合には、それがダイヤモンドの美観を損なうかどうかがキーポイントになりますので、大きいダイヤモンドを選ぶときやクラリティのグレードがとくにSIクラス以下のものを見るときには注意すべきです。

また、VSクラスのダイヤモンドを見るときでさえもネガティブな傷がある場合もあるので、クラリティグレードを鵜呑みにしないで、実際に自分の目で見てダイヤモンドの美しさを確認してみることです。

2. 10倍ルーペで見るときの美しさとチェックポイント1

ダイヤモンドを真剣に見ようと考えているのなら、あらかじめ親や姉妹、彼女のもっている石つきのリングで10倍ルーペの使い方を練習しておくことをおすすめします。

こまかく言えばルーペを使って、リングに付いているダイヤモンドの表面、ダイヤモンドの内部、ダイヤモンドの底と、焦点を変えてダイヤモンドの状態を確認しておきたいもの。1,2の写真のように見ることで、ダイヤモンドはこのように見えます。
(リング、ルースケースで写真)

あらかじめデイライトや光の安定した蛍光灯下、食卓やリビングなどに用いられる種類のライトなど、光源の違いのあるところでダイヤモンドを見比べておくと、ジュエリーショップのなかの環境で見るときにも役に立つことでしょう。

肉眼で確かめられない情報をルーペでチェックするのです。大切な項目は、商品に表示されているクラリティとカットの状態。
クラリティのなかでVVSクラスの石は、ほとんどの人がルーペを使って傷を確認することはむずかしいでしょう。VVSクラスの場合、ルーペで見て傷が確認できなければ、まずOKです。

問題になるのは、VSクラス以下のグレードのダイヤモンドを見るときです。

VSクラスやとくにSIクラス以下のグレードのダイヤモンドは、ルーペで見て傷を確認することができる可能性が高いので、目立つ傷や美観をそこなう傷がないかどうか、ダイヤモンドの表面やダイヤモンドの円周のまわりに欠けがないかどうかを確認する必要があるでしょう。

石のカットの状態はルーペで数種類の石を比べて見てみると、同じカットの形状、またカットグレードが同じであっても、1個1個の石によって見た目のバランスや輝きの違いが感じられるでしょう。

クラリティとカットを組み合わせて購入の対象を考えてみるときには、ルーペは最大の武器になります。

3. 10倍ルーペで見るときの美しさとチェックポイント2

リングにセッティングされているダイヤモンドは、本来のダイヤモンドを正確にグレーディングすることはできないということを覚えておいてください。実際にダイヤモンドを鑑定するときは、ルース(裸石)の状態で行われるからです。

なぜでしょうか?

枠にセッティングされているダイヤモンドは、ときに傷を隠すことがあり得るからです。リングの枠にダイヤモンドをセッティングして、さらに石を留めると、ダイヤモンドに入る光の量が限定されるため、石本来にある傷が見えにくくなることや、リングによって枠の爪の下に傷が隠れてしまうこともあり得ます。

逆に枠に石が留められたことによって、枠の爪などによって傷のある部分が強調されることもあり得ます。爪があれば、石の傷を見るときのポイントになることで見つけやすくなることも考えられるからです。必然的にそうなるものと、故意にそうされているものがあるので注意しておいてください。

また、プラチナ枠やホワイトゴールド等のステンレス色の枠に石留めされたダイヤモンドは、枠の地金部分の反射や石に射し込む光の量が石留めされたことによって制限されるために、石本来のカラーグレードよりも良く(悪く)見えることもあり得ます。枠つきのダイヤモンドリングやペンダントなどの商品を購入する際には、頭の中に入れておいてください。

詳しくは→婚約指輪選び-10倍ルーペの使い方

ちなみに、ルースからリングを作成するときにも同じことが言えます。ルースで見たときよりもカラーやクラリティのグレードは上がって見える可能性はあり得ます。完成品にしたときにきれいに見える場合もあるのです。

但し、ダイヤモンドはルースから完成品にしたときに輝きが少なく見えることは十分あり得るのです。先ほど説明しましたがダイヤモンドに射し込む光の量が制限されるからです。

4. 顕微鏡で見るときの留意点

宝石をチェックするために双眼顕微鏡というものが用いられています。主として、クラリティグレードやカットグレードを決定するためのものです。ダイヤモンドのどの位置にどんな傷があるのかを確認し、それを記録するためにも重宝されています。

優れた品質のダイヤモンドをさらに、10倍前後から50倍近くまでズームにして見て確認することができるのが特長で、皆さんも見る機会があるかも知れません。

クラリティグレードで対象になるのは、主としてVVSクラス以上のダイヤモンドの傷の程度の確認。カットグレードで対象になるのは、エクセレントカット以上の石のカットの完成度を確認するために用いられます。

顕微鏡を通して同じグレードのダイヤモンド数個を比べて見てみると、同じグレードでも傷の度合いや傷の位置、カットの完成度の優劣が確認できることもあります。ハイクラスの品質の同じグレードのダイヤモンドでもその違いが分かるでしょう。しかしながら、肉眼や10倍ルーペで見たときに、ダイヤモンドがどう見えるのかというのが、あくまでダイヤモンドを見ることの基本だと思います。

顕微鏡があるジュエリーショップに足を運んだときに、一度見る機会があれば筆者の意図がおわかりいただけるのではないでしょうか。

また、その他の顕微鏡の使い方としては、最近よく市場に登場してきているレーザー刻印など特殊なものを見るためにも使用されます。レーザー刻印はシリアルナンバーなどが刻印された特別なダイヤモンドであることを意味しますが、これらは顕微鏡やそれに準じた性能をもつ特殊な拡大鏡でないと見ることはかなりむずかしいでしょう。

5.裸石のダイヤモンドをルースケースの上から見るときの留意点

ルースケースの中にあるダイヤモンドは、リングにセッティングされたダイヤモンドとは違った姿をみせています。

ルースはケースを透して上から平面的に見ることになるので、ダイヤモンドのプロポーションの良さがわかりにくいと言えます。実際にルースケースから取り出したダイヤモンドを2〜3点見比べてみると、同じカットグレードのダイヤモンドでも表情やカットのバランスの違い、輝きの違いがわかります。

デイライトの下で落ち着いて数点のダイヤモンドを見比べることができれば、あなたの目で良いダイヤモンドが何かを選ぶことができるはずです。

また肝心なことですが、ルースケースの上からダイヤモンドを見ていると虹状に見えることがあります。これはルースケースについた汚れなどによる光の干渉を見ている状態ですから、ダイヤモンド自体の輝きとは違うものであることを理解しておいてください。

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