

婚約指輪選び-10倍ルーペの使い方
〜枠なしダイヤモンドの基本編〜
- はじめに眼に10倍ルーペのレンズを約2cmのところに近づけます。(写真)
- 見たいダイヤモンドを平らな安全な場所でダイヤモンドの面を逆さにして、ピンセットでダイヤモンドをはさみます。
- ピンセットは、写真のように親指と人差し指はダイヤモンドをはさむ調節として力加減の強弱をつけます。その他の三本の指はピンセットを安定させるために、ピンセットの根元を軽く包み込みます。(写真参照)ダイヤモンドをピンセットではさむときには、あまり力を加えすぎないように、適度な力ではさむことが重要です。力を加えすぎると、ピンセットでうまくダイヤモンドをはさむことができませんし、ダイヤモンドをピンセットではさんだ位置がずれてしまい、ピンセットではさんだダイヤモンドがどこかに飛んでしまう恐れがあるので、危険です。また、ピンセットの力加減が弱すぎると、ダイヤモンドが途中で落下する恐れもあります。(お客様にピンセットを使わせない店があるのは、このためです)。
- 手首を親指のある方向に反転させて10倍ルーペに近づけます。
- ピンセットでつまんだダイヤモンドをレンズから約2cm〜3cm離れたところで、眼の焦点にあわせます。最初はダイヤモンドに焦点をあわせるのに苦労するかもしれませんが、すぐに慣れるでしょう。
- ※ルーペをダイヤモンドに近づけて、遠目に見ようとしたり、頭をぐらぐらさせてダイヤモンドを見る人がいますが、これはおすすめできません。ルーペは眼の近くでしっかり固定して頭を動かさないようにしてください。
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☆ルーペの使い方のコツ☆
ルーペをもっている手の親指の第一関節を顔のほおにくっつけておくと左手が安定するので、ダイヤモンドが見やすくなりますし、右手のダイヤモンドをはさむピンセットに意識が集中できるのでおすすめです。
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☆ルーペの使い方のコツ☆
- ダイヤモンドの見たい部分によって、ピンセットの位置を離したり、近づけたりして、ダイヤモンドの表面とダイヤモンドの内部を見てみます。(両肘を机の上につけて、作業をすると安定した環境で見ることができます)。
- ピンセットではさんだ位置が、隠れて見えないところがあるので、一度平らな場所にテーブル面が下になるようにダイヤモンドを戻して、先程ピンセットではさんでいないところをピンセットではさんで同じように見てゆきます。
〜枠なしダイヤモンドの応用編〜
- ダイヤモンドの裏側を観察するために平らな安全な場所でダイヤモンドの面を逆さにして、ピンセットでこのようにダイヤモンドをはさみます。(写真参照)
- ピンセットではさんだダイヤモンドをルーペに近づけます。
- ダイヤモンドのガードル面の付近に傷があるかどうか、ガードルの厚みの状態やガードルが波打っているかどうかなどを観察するためにダイヤモンドのテーブル面とキューレットをピンセットでこのようにダイヤモンドをはさんでルーペで確認します。(写真参照)
〜ダイヤモンドリングを見るとき〜
- はじめに眼に10倍ルーペのレンズを約2cmのところに近づけます。(写真)
- リングを親指と人指し指をつかってつまみ、ダイヤモンドが上側から見られるように約2cm〜3cm離れたところで、眼の焦点にあわせます。最初はダイヤモンドに焦点を合せるのに苦労するかもしれませんが、すぐに慣れるでしょう。
- ダイヤモンドの見たい部分によって、リングのもっている位置を離したり、近づけたりして、ダイヤモンドの表面とダイヤモンドの内部を見てみます。※このときダイヤモンドを留めているリングのつめ付近のダイヤモンドに傷がないかどうか、リングをあらゆる角度に方向を変えてダイヤモンドを見て確認しておくことが重要です。
※リングのつめがダイヤモンドにバランスよくとまっているかどうか、またリングのつめが浮いていないかどうかも確認しておくことが肝心です。 - ダイヤモンドのリングの内側のキャラット数の刻印と商品表示と一致しているかどうか?リングの金性もあわせて確認しておきましょう。